ドイツ語と日本語で本を書き続ける多和田葉子さんの作品がいったいどういうものなのか、一度読んでみたかったので、図書館に並んでいた作品をとりあえず3冊借りてきました。一冊目:「変身のためのオピウム」、これは完敗でした。一言残らず全部日本語で書いてあるのに、読んでも全く理解できないのです。ショックでした。ところが二冊目:「容疑者の夜行列車」、今度はうってかわって物語を楽しめました。一冊目に比べると、著者独特の言い回しにもニヤリとしてしまう余裕が出てきました(「紅鮭のような嘘」なんていう形容は、自分でも使ってみたいと思うほどです)。そして三冊目:「球形時間」、今までの二冊とは文体が全く違うのでめんくらいました。変幻自在の多和田ワールド、入り口に踏み込んだばかりですがまだまだ奥が深そうです。
Thursday, January 31, 2008
多和田葉子
ドイツ語と日本語で本を書き続ける多和田葉子さんの作品がいったいどういうものなのか、一度読んでみたかったので、図書館に並んでいた作品をとりあえず3冊借りてきました。一冊目:「変身のためのオピウム」、これは完敗でした。一言残らず全部日本語で書いてあるのに、読んでも全く理解できないのです。ショックでした。ところが二冊目:「容疑者の夜行列車」、今度はうってかわって物語を楽しめました。一冊目に比べると、著者独特の言い回しにもニヤリとしてしまう余裕が出てきました(「紅鮭のような嘘」なんていう形容は、自分でも使ってみたいと思うほどです)。そして三冊目:「球形時間」、今までの二冊とは文体が全く違うのでめんくらいました。変幻自在の多和田ワールド、入り口に踏み込んだばかりですがまだまだ奥が深そうです。
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